


Tsukuba Madeに「Lovechan」が生まれた日、次に思い描いたのは“記念”ではなく、“ここでしか作れない一着”でした。
つくばの工場で服を加工することで、地域経済が活性化する仕組みをデザインしてきた私たちには、常に「信頼できる作り手と共に作り上げたい」という前提があります。だから今回の生産も、立ち上げ当初から仕事を共にしてきた、Twentyさん(つくば市内のシルクスクリーン工房)に自然と託す流れとなりました。
今回のプリントは5色。
色の重なりでLovechanの奥行きと立体感を表現するため、工程はあえて複雑に設計。中でも肌色は、理想の色がどこにも存在しなかったため、インクを混ぜては刷り、乾かしては光の下で確認し、また混ぜ直す。Twenty × Tsukuba Madeだからこそ辿り着ける色を探していた、静かで濃密な一日。その時間ごと刷り込んだような肌色が、ようやく布の上に宿りました。
仕上がりは、妥協のないものに。
「これでいこう」ではなく「これしかない」と全員が思える完成度になりました。つくばへ想いが戻っていくような感覚と共に、キャラクターを服の上の“あるべき場所”へ落とし込んだ一着です。
そして今回、その背景にある技術と思想を残すため、Twentyの工場長との対談映像も収録しました。加工の裏側、職人としての矜持、つくばで作り続ける理由。肩書きではなく “現場の声” で語られています。工房の片隅で交わされた会話のような時間を、ぜひ覗いてみてください。
この一着に流れた時間ごと、受け取っていただけたら嬉しいです。
https://twentyinc.co.jp/
所在地:つくば市
事業内容:看板制作施工業務/ウエアプリント事業
印居蘭丸 / Inkyo Ranmaru